先日とある高校吹奏楽部のオーボエパートレッスンへ伺いました♪
いつも頑張っていて成長を見せてくれる生徒さんたち。
1年生の生徒さんから
「基礎練では出来ても、曲や合奏になると出来ないんです」との相談が。
レッスンしていると、この声はわりとよく聞きます。
1年生もだいぶ音階やロングトーンが安定してきたけど、曲となると急に息が出なくなって音が小さくなったり。
基礎練習。
音階、アルペジオ、跳躍、ロングトーン、その他にもいろいろとありますが、何の為にやっているのか。
すべては曲、音楽につなげるためですよね。
では何故そこが結びつかないのか。。
曲や合奏、本番を想像しながら基礎練習をしていないから!
先輩からメニューを言われて「はーい」ぷーーー(オーボエの音。笑)
と、なんとなーく音を出していませんか??
相談してくれた生徒さんには、
今伸ばしているそのロングトーンが、もし楽譜に書いてあって、
しかも「ソロ、歌うように」と書いてあったらそう吹くかな?
今演奏している、その音階にも「ソロ、なめらかに」と書いてあったら? とたずねてみました。
すると生徒さんは
「こうは吹かないと思う」
「じゃあどう吹くかな?」
「もっと気持ちをこめる」
「じゃあ、ソロのつもりで吹いてみようか^^」
すると、その想像だけで音色も音のつながりもグンと良くなり、なにより音楽的に!
そして、その吹き方はそのまま曲で使えるはずです。
ロングトーンもまっすぐ響かせることができてきたら、様々なヴァリエーションで行うといいと思います。
今日は、堂々としたフォルテで、とか。
今日は静かなピアノから壮大にクレッシェンドする、とか。
様々な曲を具体的に想像して取り組むと、効果抜群です。
おのずと音の出だしや終わり方も意識できてくると思います。
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そして基礎練習の大事な要素。
繰り返すことで、、
①その日の調子が分かる
調子というのは、自分の体の動きや息の出方はもちろん、リードの調子もですね。 昨日と同じリードなのに今日はどうしたの!なんてことよくありますしね==; ②精度があがる 精度をあげるためには、耳をダンボにして自分の音をよく聴くことが大事!! どこがどんな風に出来ていない?いいかんじの時はどうなってる? しっかり聴いて考えてみよう。 ③自力の底上げになる!
曲というのは、ロングトーンや半音階、3度音階、分散和音など基礎練習で取り組んでいる要素で成り立っていることが多くあります。
そのあたりが、基礎練習で身につけられていると、譜読みがはやくなり、より音楽的な部分に時間を使えるようになります。 合奏中は他の楽器の音を聴いたり、指揮を見たり、難しいパッセージがあったりして、いちいち体の使い方や息の出方なんて気にしていられないですよね。 だから! 基礎練習で体に落とし込み、意識しなくてもできることを増やしていくのです。 昨年から楽器を始めた1年生さんも、もう指を置く位置を目で見て確認せずとも、楽器を構えられますよね。 それと同じことです♪
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単調に見える基礎練習も
◎しっかり意味を持たせて実践する ◎耳をダンボにして自分の出している音をしっかり聴く ことで成長が感じられ楽しくなってくるかも!?
日々の基礎練習で、曲の様々な要素をばっちり身に着けていっちゃいましょう!!
ふじみオーボエ教室 川瀬愛 埼玉県富士見市 東武東上線みずほ台駅・柳瀬川駅
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